U マンション管理の経験について                         

Q2−1−a:職業上のマンション管理経験年数

 職業上マンション管理に携わった経験があるかどうかについては、回答者全体の約4割にあたる333人が「経験がある」と回答した。またそのうち、経験年数が「5年未満」という人の割合が45.9%、「5〜10年」が24.0%で、10年未満の割合はあわせて7割近くとなった。

 

Q2−1−b:居住者としてのマンション管理経験年数

 居住者としてのマンション管理の年数については、「3年未満」がもっとも多く43.6%となった。

 

Q2−2−@:職業上のマンション管理経験者について:マンション管理業務にかかる時間・労力の割合

 マンション管理業務に要する時間および労力が仕事全体の何%を占めているかという問いでは、「1〜25%」が約5割、「25〜50%」が12.8%、「50〜75%」が10.7%、「75〜100%」が26.3%となり、専業ではなく副業的にマンション管理に携わっている人が多いのではないかと考えられる。

 

Q2−2−A−@:職業上のマンション管理経験者について:経験のある業務の内容と報酬の有無(複数回答)

 有料で行うことが多いものとしては「会計事務」「劣化診断・日常点検」「長期修繕計画の作成・見直し」「予算書・決算書の作成」など運営管理や維持管理業務の割合が高く、無料で行うことが多いのは「自治会、町内会への参加」「他のマンション、管理組合団体との交流」「地方公共団体等との調整」「ペットや騒音などのトラブルの対応」「夏祭りなどのイベントの企画」といった生活管理に関する業務であった。

Q2−2−A−A:職業上のマンション管理経験者について:経験のある業務のうち困難を感じるもの(複数回答)

 これまでに経験がある業務について「困難を感じるもの」を選んでもらったところ、「ペットや騒音などのトラブルの対応」が14.4%でもっとも高く、次に「建替えに関する検討」と「管理費の滞納の催促」がともに12.0%で続いている。上位に入っている項目は、トラブルへの対応業務と建築技術的な知識や専門性が必要な業務が多い。

Q2−2−A−B:職業上のマンション管理経験者について:経験のある業務のうち管理士取得後増えたもの(複数回答)

 増えたという割合が高かったものは「管理組合の業務全体に関するアドバイス」14.1%、「管理規約の改正」11.7%、「管理会社とのトラブルの対応」10.5%などで、運営管理や建物の維持管理分野の業務が多く、これらは需要が高い業務であると言える。また「管理会社とのトラブルの対応」や「管理会社選定や変更時情報収集と検討」「分譲会社とのトラブルの対応」などの割合も高く、以前は適切な相談先がなかったが、その相談先としてマンション管理士の存在が認識されつつあるのではないかと考えられる。

Q2−2−B:職業上のマンション管理経験者について:経験がない業務(複数回答)

 これまでに経験のない業務のうち、今後行うことができると考えられているものとしては「地方公共団体等の窓口における相談員」36.6%、「他のマンション、管理組合団体との交流」31.2%「会計の監査」30.3%などの割合が高かった。逆に今後行うことが難しいものとしては「自治会、町内会への参加」18.0%、「夏祭りなどのイベントの企画」16.5%、「劣化診断・日常点検」14.7%などが上位に入っている。

 

Q2−2−D:マンション管理業務に携わるようになったきっかけ

 職業上のマンション管理経験者がマンション管理業務に携わるようになったきっかけとしては、「職業上の必要から」という回答が5割強でもっとも多かった。

 

Q2−2−E:現在までの報酬の変化

 職業上マンション管理業務に携わるようになってから現在まで、それにより得る報酬がどのように変わったか尋ねたところ、「当初は報酬なく、現在も得ることが少ない」がもっとも多く45.9%であった。

 

Q2−2−F:業務の形態(複数回答)

 業務の形態としては、「管理会社で働いている」の割合が4割近くでもっとも高かった。また「その他」が34.2%あり、この中ではデベロッパーなど他業種での付随業務として携わっているという人が多かった。