離婚をしたときに頭をかかえる問題のひとつとして所有しているマンションをどうするか、ということが挙げられます。

たとえば離婚後にお子さんの学区が変わってしてしまう、そんな理由から夫、もしくは妻がそのまま住み続けたほうがいいと考える人も多いのではないでしょうか。

しかし離婚後のトラブルにもつながりかねないので、マンション売却を決意するのがもっとも得策だといえます。その後に起こりうるトラブル事例を挙げてみたので、参考にしてください。

離婚したらマンションを売却したほうがいいのはなぜ?

離婚したらマンションを売却

強制退去させられるリスクがあるから

妻がそのまま住み続け、夫が慰謝料としてローンを支払うケースも少なくありません。これを例としてあげると、もしも夫がローンの支払いを滞納した場合、差し押さえとなり、妻は強制的に退去を命じられます。こうなってからでは他に打つ手がなく、妻側は応じざるを得えないのです。

またローン返済中の物件に関しては名義を変えることができないため、あらかじめ強制退去のリスクを避ける方法をとっておくのがよいといえます。

勝手に売却されるリスクがあるから

上記のケースでもいえることなのですが、夫名義のマンションに住み続けると、勝手に売却されるというリスクが発生するかもしれません。名義人が夫になるなら、もちろん所有権も夫になるわけですから、好きなときに売却することも可能なのです。ある日突然、マンションが売却されて出ていかなければいけなくなるかもしれません。

離婚後まで妻は夫に生活を委ねなければいけなくなり、煩わしい状況から抜け出せないままになってしまいます。

一括返済を求められるリスクがあるから

妻が連帯保証人として夫婦の共有名義でマンションを購入している人も多いのではないでしょうか。この連帯保証は、離婚をしたからといって責任がなくなるわけではありません。

たとえば離婚後に夫がローンを支払っていたとしも、ローン返済が滞った場合、連帯保証人である妻に支払い義務が生じてしまいます。3ヶ月以上も返済が滞ると、一括返済を求められるケースがあり、そうなったらもう後の祭りです。

この連帯保証は、代わりの人を立てることで契約を取り消すこともできますが、マンションの所有者がこれに応じた場合に限ります。連帯保証人の変更に応じてもらえなかったり、保証人が見つからなかったりするようなら、マンションの売却を検討してみてはいかがでしょうか。

後腐れなく離婚するならマンションを売却するのがベスト

後腐れなく離婚するなら、やはりマンションを売却しておくのがベストです。上記のように、共同名義のマンションにそのまま住み続けたり、家賃を夫に払ってもらったりすると離婚のゴタゴタをまた繰り返す可能性があります。

せっかく購入したから、子供がいるから、そんな理由からそのまま住み続けたくなる気持ちもわかりますが、上記のように気をつけなければいけない点が多くあることを忘れてはいけません。思い切って売却しておけば、このような悪い芽をすべて摘むことができるのです。

離婚時のマンション売却方法

ではマンション売却を決意した場合、どのようにおこなったらいいのでしょうか。その方法はローンがあるかないかで変わってきます。

マンションのローンが完済している場合

ローンが完済しているのであれば、不動産業者を探してマンションを売却していく流れになります。マンションがいくらくらいで売れるのかは、この不動産業者選びにかかっています。信頼ができる業者をじっくり見極めて、マンションを高く売却しましょう。

マンションのローンが残っている場合

ローンが残っている場合でも、ローン残金よりも高値で売却できるようであれば問題ありません。しかしローン残高よりも売却した価格が低く、完済できなかった場合は不足分を現金で一括払いする必要があります。

この支払いが難しいようなら、任意売却をおこなう方法になります。任意売却とは、物件を売却してもローンが残ってしまう状況において、不動産業者と買い手、売り手の3者で合意する価格で契約を結ぶことをいいます。この任意売却にも信頼できる業者選びがおこなえるかが鍵となります。